状況を整理

私のことでは無いのですが、転職前の会社が希望退職を募集しています。その件で、問い合わせを何件かいただくので整理してみました。状況は
  • 平均年齢が低い(35くらいかなぁ)
  • 年収レベルが高い(一般社員でも500万近くもらっている)
  • 全額DCなので退職金は無し。ただし結構な加算金がでる。
    • 勤続にもよるが、多い方だと年収1年分程度
  • 再就職支援がある。
  • 残った場合の強烈なリストラはなさそう
  • 残った場合の将来像は不明確で、キャリア的な魅力は薄い。
  • 退職干渉あり

キャリアか年収か

この場合に限らず、まず初めにおこなうことが、何を重視するのかでしょう。会社への思いとか、仲間とかあるのだと思いますが、重要なのは
  • 年収
  • キャリア
でしょう。特に希望退職のきっかけとなった事業の再構築によって、会社は変化しようとしています。それまでの考えは簡単に変わります。周囲の人間も組織変更、異動で変わるのです。その様な自分ではコントロールできないものを判断の重要な要素にするべきでないと考えます。逆に自身である程度のコントロールが可能な(希望退職に応じるか否かで変化が予測できる)年収とキャリアについての優先順位を考えるべきです。

年収を重視するなら残るべき

転職して給料がアップするという幸せな方がいれば、そもそも、ここの議論はいらないのでしょうが、多くの場合、転職は年収をダウンさせます。今回のケースでは、特に現状の年収レベルが高く、かつ、労働市場は『安くてよいもの』であふれているので、転職してもなるべく同水準で・・・というのは難しいと考えられます。

キャリアを重視するなら

個人個人で違うのでしょうが、会社の拡大がみこまれない(=キャリアを伸ばす機会がない)なら、キャリアを伸ばせる転職先をさがすべきでしょう。

加算金の魅力と幸せな転職

加算金は魅力です。すぐに転職できたら、いつもの給料に加えて、自由なお金ができると錯覚してしまいがちです。でも収入は下がるのです。この現実はなるべく早くから認識しておくべきでしょう。想像してみましょう。加算金をもらって、半分位つかって転職できたけど、年収は前の6割・7割という生活を・・・満足して働けますか?加算金は、絶対に判断の中心に置くべきではありません。
現実を認識する最も有効な方法は、後述する様に今すぐ転職活動を開始することです。数十件の求人に応募し、幸運にも1社でも面接する経験ができれば(もしくは、一社も面接できない経験ができれば)、如何に現在の年収を維持するのが難しいか、否応なく認識することになるでしょう。自身が入りたいと望んでも、ほとんどの会社はあなたを必要としないという答えを出してくるのです。

再就職支援ではなく、人材紹介会社を利用する

再就職支援は、希望退職とセットで提供されるもので、以下の会社などがサービスを提供しています。
  1. パソナキャリア(再就職支援)
  2. リクルートキャリアコンサルタント
  3. ライトマネジメント
  4. DBM
通常会社では選べないので、あまり会社を気にすることもないと思いますが、シェアでいくと、上記の順番です。(パソナとつくから、派遣って訳じゃないんです。)
ただし、この、再就職支援会社から紹介された応募者は、人事部からの見ると、『希望退職』で退職勧奨された人という先入観が入ります。
逆の先入観をもって迎えるのが、『人材紹介会社』の紹介者です。これは、人事部側からみると、まず、『人材紹介会社』へ希望の要件を伝えて、紹介してもらうので、一定以上のレベルがあるはずだという当然の観念を持っています。書類選考で断る方も相当数いるのも事実ですが、同じ企業に紹介してもらうのでも、再就職支援会社より、人材紹介会社から紹介してもらうことを考えるべきでしょう。
以上のことを考えると、再就職支援サービスの利用が開始されるのをのんきに待たずに、今すぐ人材紹介会社の登録をするべきだと考えます。以下人材紹介会社です。並びは私のお勧め順。
  1. インテリジェンス
    • あたりがよかったのかもしれませんが、エージェントがいけています。HPも使いやすい
  2. リクルートエージェント
    • 無理に薦めるような子供じみたエージェントはいません。信頼できます。
  3. パソナキャリア(人材紹介部門)
    • HPの仕組みがよくわからず終わってしまった。個人的なルートを通してエージェントを紹介してもらったら結構求人は充実してた。
  4. enジャパン(転職コンサルタント)
    • じつは、世に人材紹介会社はきら星のごとくあります。ここで登録して、検索するとたくさんの紹介会社とつながれます。
このほか、職安の在職バージョンともいえる、産業雇用安定センターなるものが存在します。これは、企業側としては、紹介料がかからず、在職中の質の高い方がいるということで、実は重宝しています。私個人は使ったことがありませんが、ぜひ、登録するべきだと思います。

日頃から、人材紹介会社に登録して求人を得ておくべき

再就職支援をつかわずに、転職するのであれば、わざわざ希望退職を待つまでも無いのかもしれません(タイミングがよければそれはよいのでしょうが、採用する側の人事部でも希望退職があるという情報は掴んでいるでしょう。)。もうお分かりだと思うのですが、常に売れる人材、キャリアを認識するためにも、日頃から、人材紹介会社を使って、求人を得ておくぐらいでよいのだと思います。すでに希望退職を提示された場合にも、わずかな(年収1年分程度)の加算金で有頂天にならず、それを諦めてでも、人材紹介会社で納得のいく条件の転職先を探すのが、キャリア・年収双方の条件を満たすBestな方法だと思うのです。