今日の小咄

前回は、キャリアの定義について、私なりの考えである キャリア=『再現可能な職業能力』ということを話してきました。キャリア=『再現可能な職業能力』とすると、従業員にとって魅力的であるだけでなく、企業にとっても ” あってほしい ” ものになってくるということについてもお話しました。
今日は、その定義のキャリア(『再現可能な職業能力』)をどうやって身につけるのか?についてお話したいと思います。
『再現可能な職業能力』は、社会人として働いていれば、誰しも多かれ少なかれ身に付けているものです。ただし、それを、他人が理解してくれなければ、キャリアが認めれれて労働市場における価値を高めていくことはできません。その為に必要なことは、自分の『再現可能な職業能力』を具体的に ”自覚する”ことです。たとえば、ビジネス文章を正しく、美しく書けることについて、それが 「なぜ」 書けるのか? を ”自覚”しているか?というということです。ビジネス文章が「なぜ」正しく、美しく書けるのかということを私なりに挙げると
  • ビジネス文章の基本表現を理解している。
  • 見出し、序盤の表現で、何について述べているかを思い出させられる。
  • 結論をなるべく前の方で述べている。
  • 一文で根拠まで示した文章を書ける。(何がどうした。なぜ)
  • あいまいな表現(等、然るべき といった表現)を極力さけて、内容を正しく  理解できる文章を書ける。(正しい文章をまず書き、そこから推敲して削る)
  • 必要以上に長くない。繰返し、言い換えが無くても、ありすぎてもダメ。
  • ワードのインデックス機能を理解して使える。
こういったものになります。この様に『具体的に』ビジネス文章を正しく書けることを”自覚”できると、自分の『再現可能な能力』を他人へ主張ができる様になります。また、『再現』できる可能性がより高まることにもなります。自分の能力の要点を掴んでいるので、場面が変わっても応用が利くというわけです。更に、他の人の文章を見たときに、その悪さを『具体的に』指摘できる様になります。つまり、他人を指導することができるようになります。
まずは、皆さんがもっている『再現可能な職業能力』について、それを”自覚する”作業から初めてみたらよいと思います。そうすることで、自分がそのキャリアを持っているということを他人へ意図通り示し、再現可能性をより高め、他人を育成できる様になっていくと考えます。
とは言っても、自分の『職業能力』を"自覚する作業”は、結構難しい作業です。その当たりの考え方について、次回以降お話したいと思います。