初期セットアップ

ほとんどのPRADOアプリケーションに必要とされているディレクトリとファイルをセットアップすることからはじめましょう。この目標を達成するために、私達はPRADOコマンドラインツールを使います。
今回のブログシステム全体が包括されるディレクトリの名前を "blog" と仮定します。このフォルダにアクセスするURLは、http://hostname/blog/(ホスト名を実際のホスト名と取り替えてください)です。 ブログディレクトリの下では、私達は以下のコマンドによってPRADOコマンドラインツールを実行します(path/to を 実際のPRADOフレームワークがインストールされているディレクトリに取り替えてください )
php path/to/prado-cli.php -c .
上記のコマンドを実行することで以下のディレクトリとファイルが作成されます。
directories.gif
私達は現在、URL http://hostname/blog/index.php をアクセスすると "Welcom to PRADO" と表示されるWebページである、PRADOアプリケーションの骨子をもっています。
私達が今回作成したディレクトリとファイルについてより多くの詳細を学ぶことは有益です。

felix補足

コマンドラインツールは、ウィンドウズでは、アクセサリの中に入っているコマンドプロンプトというものです。立ち上げるとコマンドを打つための黒い画面が現れます。最低限知っておかなくてはならないのは、
>cd
というコマンドです。(>は、コマンドプロンプトと言われるものでコマンドを打ち込んでよいよという合図です。)cdは チェンジディレクトリ コマンドで、カレントディレクトリを変更するものです。例えば
>cd c:\Documents and settings
と打てばカレントディレクトリが"Documents and settings"に移動します。上記の解説では、まず "blog" というディレクトリをルート(localhost等)下に設置し、そのディレクトリへ移動してコマンドを打てといっています。また、
>php
というコマンドを打つには、phpのパスが通っている必要があります。(起動時にスタンバイされている必要があります。)設定方法はこのサイトなどを参考になさってください。(環境変数の設定後、再起動が必要です。)
path/to/ は、PRADOフレームワークがインストールされているディレクトリということですが、絶対パス(c:\・・・・・\framework\) というように指定してもよいですが、例えば、"blog" と "framework" ディレクトリが同じ階層にある場合などは、
>php ../framework/prado-cli.php -c .
と指定すればOKです。( ../ は 一つ上のディレクトリという意味です。)

初期のファイル

エントリースクリプト

すべてのPRADOアプリケーションは通常、"index.php" として名付けられたエントリースクリプトを持っています。ほとんどの場合に、それは、Webユーザーによって直接アクセス可能な唯一のPHPスクリプトです。これは、Webユーザーがサーバーの上の望まれないスクリプトを実行することを可能にするリスクを減らします。
エントリースクリプトの主要な目的は、PRADOアプリケーションを初期設定し、それにユーザー要求を処理させることです。入力スクリプトは通常以下のPHPステートメントを含んでいます。
<?php
 // include prado.php which contains basic PRADO classes
 require_once('path/to/prado.php');
 // create a PRADO application instance

 $application = new TApplication;
 // run the application and handle user requests
 $application->run();
?>
情報
入力スクリプトの名前は、index.phpである必要がありません。Webサーバーが、スクリプトがPHP 5スクリプトであると言うことができる限り、それはどのような名前ででもかまいません。例えば、いくつかの共有されたホスティング環境の上で、それがWebサーバーによって適切に処理されることができるように、人は、index.php5としてスクリプトを名付ける必要があるかもしれません。

felix補足

上記の path/to/ の部分は "framework" のディレクトリを指しますが、サーバーに設置する場合には、相対パスでなければうまくいかないことが多くあると思います。

アプリケーションコンフィギュレーション

オプションのXMLファイル application.xml はアプリケーションコンフィギュレーションを含んでいます。その主要な目的は、エントリースクリプトの中で作成されたアプリケーションインスタンスをコンフィギュレーション可能な方式でカスタマイズすることです。例えば、私達はアプリケーションコンフィギュレーションのヘルプによって私達のブログシステムのためにロギング機能を可能にするかもしれません。
私達が現在持っているファイル application.xml はほとんど空です。実のところ、ちょうどアプリケーションがPRADOのデフォルト設定だけを使うので、私達は安全にそれを取り除くかもしれません。私達が前進する時に、その都度、application.xml においてどのように私達のアプリケーションを設定するかを示していきます。

ホームページ

ホームページ(デフォルトページとも呼ばれます) Home.page はPRADOコマンドラインツールによって作成された唯一のページです。URL http://hostname/blog/index.phpを訪問する時にブラウザの中で現れるのはこのファイルの中でその内容です。
ファイル Home.page の中の内容はPRADOテンプレートフォーマットを使います(たいてい幾つかのPRADO固有のタグによって強化されていますが、HTMLに似ています)。 例えば、Home.pageにおいて、私達は以下の純粋なHTML内容が確認できます:
<html>
<head>
 <title>Welcome to PRADO</title>
</head>
<body>
<h1>Welcome to PRADO!</h1>
</body>
</html>

初期のディレクトリ

protectedディレクトリ

アプリケーションベースラインとしてまた知られているprotectedディレクトリはページ、テンプレート、コンフィギュレーション、データなどを保持しているルートディレクトリです。protected という名前は、このディレクトリの下のファイルがしばしばセンシティブなデータを含んでいるので、このディレクトリがWebユーザーに隠されるべきであることを示しています。
Webサーバー各種は、ディレクトリを「プロテクトする」ための方法を各々持っています。 アパッチhttpdサーバーにとって、最も容易な方法は、"deny from all"という内容の.htaccessと名付けられたファイルをこのディレクトリの下で置くことです。

protected/runtime と protected/assets ディレクトリ

protected/runtime と protected/assets ディレクトリは、Webサーバープロセスによって書き込み可能にされなければならない2つのディレクトリです。protected/runtimeディレクトリはPRADOアプリケーションを実行する時に生成されたセンシティブなデータ(例えば構文解析されたアプリケーションコンフィギュレーション)を格納する一方、protected/assetsディレクトリは表示されたリソース(例えばイメージファイル、Javascriptファイル)を保存します。
情報
protected/runtime と protected/assetsディレクトリ下のファイルを削除することは安全です。実のところ、PRADOインストールをアップグレードする時には、開発者は、この掃除仕事をするように勧められます。

pageディレクトリ

pageディレクトリはPRADOアプリケーションの中ですべてのページを保持しているルートページディレクトリです。それはアパッチhttpd Webサーバーのhtdocsディレクトリと類似しています。
私達はすでにどのようにホームページにアクセスするかを知っています。pageディレクトリよりしたで位置している任意のページにアクセスするためには、URL http://hostname/blog/index.php?page=path.to.PageName を使ってください。このURLの例では、PRADOはディレクトリページ/path/to の下のPageNameと名付けられたページを指します。
以前にホームページにアクセスするために、私達が使ったURLはhttp://hostname/blog/index.php?page=Homeと等しいといえます。

カスタマイズ

上で説明されたファイルとディレクトリの名前と位置をカスタマイズすることは可能です。
例えば、セキュリティを改善するために、protectedディレクトリ全体を、Webフォルダではない他のどこかに移動させたいかもしれません。そうするには、入力スクリプトの中でアプリケーションインスタンスを作成するために、以下のPHPステートメントを使ってください:
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<application id="blog" mode="Debug">
 <services>
   <service id="page"
          class="TPageService"
          BasePath="path.to.pages"
          DefaultPage="NewHome"
          />
 </services>
</application>
あなたがPRADOをもっとよく知れば、PRADOがそのような柔軟なフレームワークであり、、あなたがほとんどすべての面をカスタマイズすることを可能にするとわかるでしょう。 私達がチュートリアルを進めるたびに、私達はより多くのカスタマイズテクニックを説明します。