売り手市場の会社選び

失敗しない会社選びの方法

会社に入ってから、「こんなはずじゃなかった」と言ってももう遅い。 入社を決める前に、

給与を見るだけではわからない

会社選びの大事なポイントとして、給与は欠かせません。 求人の案内に給与については何らかの形で必ず記載があります。 そんな給与の見方を皆さんはご存知でしょうか。一口に給与といってもその中は、様々な項目があり、それらの合計を給与と呼んでいます。そんな給与を読み解くためには、給与だけを見ていても、本当のことはわかりません。 求人案内をくまなく見ることで、わかることが沢山あります。
まずは、考えてみてください。
『給与22万円 と 給与21万円 どっちが多いでしょう?』
こんなわかりきったことをなぜ聞くとおもいますか?
当然、22万円にきまっていますよね?
でも、21万円のほうが高くなるときもあるんです。
22万円だと思った方は、次の説明をじっくりと読んでください。
では、解説をまじえながら、具体的に見ていきましょう。リクナビなどの求人サイトの「求人案内」や「求人概要」の中で「給与」を確認するときには、「勤務時間」や「就業時間」も見ていく必要があります。そこでは、「9:00~17:30」とか「9:30~18:00」「9:00~18:00」といった内容が記載されています。
冒頭でも書いているように、給与の額だけを見ていては、分からないことがあります。これは、いわゆる所定労働時間で、その時間を働いたときに、給与に記載している金額を払いましょうというもの。7.5時間から8時間で設定されている会社が多いです。まれに、7時間という会社もあります。話が長くなりましたが、本題の解説に入ります。
最初の問いにある給与22万円の会社をA社、同じく21万円の会社をB社とすると、それぞれの所定労働時間は、次のとおりです。
A社の勤務時間は、「9:00~18:00」で昼休み1時間を除いて、1日8時間勤務。 B社の勤務時間は、「9:00~17:30」で昼休み1時間を除いて、1日7.5時間勤務 となります。
この場合、1ヶ月20日働くとしてとして、1時間あたりの金額(時給喚算)を考えてみると、
A社 22万円 ÷ 160時間(所定労働時間) ⇒ 1,375円/時間 B社 21万円 ÷ 150時間(所定労働時間) ⇒ 1,400円/時間
となります。時給換算で見ると、B社のほうが高くなっており、「割がいい」ことが分かります。
つまり、単純に求人案内にある給与の額だけ見ていても、このようなことはわかりません。 本質的な違いは分からず、総合的な判断ができないということになります。この例では、時給換算で25円分割がいいというだけで、実際の給与としては、A社の方が多いことに変わりが無く、単にどっちが、『割がいいか』『効率的か』という比較となります。
しかし、仕事となると『残業』は当たり前に発生することとなります。ここでご説明した、内容も実際の給与となると残業代を含めた手当てが一緒になって支払われることとなります。 では、この2社の給与比較に、残業という要素を考慮して、次に説明をいたしましょう。ここでの比較とまた少し違ったものが見えてきます。

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